御礼&報告:Success4へご来場下さり誠に有難うございます!

 by 弘子ラザヴィ

 

こんにちは!SuccessJapanを運営する弘子ラザヴィです。お陰様で、先月開催した日本初のカスタマーサクセスカンファレンス Success4 は、大盛況のうちに幕を閉じることが出来ました。

 

ご来場くださった参加者の皆さま、経験と英知をご披露くださった登壇者の皆さま、一緒に準備してくださった協賛社の皆さま、会場運営を担ってくださったスタッフの皆さま、一緒に企画を進めてくれた運営チームの皆さん、すべての方に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございます!

 

アンケートに寄せられた回答 200件超はすべてに何度も目を通し、参加者・登壇者 20名超の方には個別にお時間をもらって直接フィードバックを伺いました。今後も続けてご意見・要望を伺いたいです。どうぞ宜しくお願いします!

 

寄せられた声の中で多くの皆さんが異口同音におっしゃったコメント3つをもとに、Success4の開催概要を振り返ります。

 

 

はじめに

 

主催者である私、弘子ラザヴィは、4日朝に、「なぜSuccess4を主催したのか?」「Success4とは何か?」「Success4の未来をどうしたいのか?」についてお話ししました。動画を公開しています。ぜひ一度ご覧ください!

 

[Success4 開会宣言 by 弘子 ラザヴィ]

 

 

①「こんなに大勢の人がカスタマ―サクセスをもうやっている!・・・熱い!」

 

まず、データをご紹介します。

 

 

 

 

有難いことに、Success4は初回にしてなんと811名の参加登録をいただきました!

 

中でも、VIPパスの参加者は 300名を超えました。今回、ボトムアップとトップダウンの両方を意図して、2種類のパス(VIPパス;定価10万円、メインパス;定価2万円)を用意しましたが、主催者の期待通り、実務者と経営者とが参加・交流するカンファレンスになりました。

 

そして驚くことに、750名(来場率92%)もの方が実際に会場へ足を運んでくださいました

 

来場率 92%は、イベント主催経験者によると、有料カンファレンスとしても非常に高い数字だそうです。意欲の高い方ばかりが参加登録くださった証しだと、本当に嬉しく思います。

 

[写真:3日開会パーティの様子]

 

Success4は今回が初開催ですが、米国・欧州で開催されるカスタマーサクセスカンファレンス「Pulse」は、2013年に米国で始まりました。Success4はPulseに6年遅れのスタートでしたが、初回で比較すると2.7倍の規模を記録しました!

 

Pulseを主催するゲインサイトのダン・スタインマンさんは、Success4に参加する人の多さと熱気を目のあたりにして、「日本でカスタマ―サクセスがこんなに盛り上がっているとは知らなかった!」と驚いていました。まだ、参加率についても「92%とは素晴らしいなあ!改めて、おめでとう」との言葉をいただきました。

 

なお、今年2019年のPulseは米国・欧州あわせて8000人超の規模に成長しています。Success4もPulseのように元気なコミュニティに育ってほしいと願っています。

 

②「スピーカー各社の英知が言語化され、惜しげなく共有された・・・濃い!」

 

今回のSuccess4は、実質1日半強という限られた時間でしたが、総勢56名の登壇者をお迎えし、37件のセッション(1件あたり約30-40分)と1件のワークショップ(2時間)が開催されました。

 

※登壇者およびセッションの詳細はSuccess4サイト(こちら)をご参照ください。

 

Success4主催者として最優先でこだわったことの1つが「コンテンツの質」です。カスタマ―サクセスを真摯に追求される方がたに、少しでも多くの学びを得てほしいとの想いから、登壇者と一緒にコンテンツの磨き込みを何度も重ねました。

 

また、セッション中にアプリを使ってリアルタイムに質問を受け付けたり、セッション直後に登壇者へ個別に質問できる「アスクスピーカーテーブル」を用意するなどの工夫も重ねました。

 

その結果、お陰様で多くの皆さんから次のようなコメントをお寄せいただきました。

 

「参加者は、大企業とスタートアップとがよいバランスでミックスされていましたが、登壇者も、カスタマーサクセスの実務者の方、経営クラスの方、グローバル視座の方など、バランスが良く、それぞれ参加者の関心レベルに合わせて聞くことができたように思います」

 

「具体的なノウハウをたくさん公開してくださり、競合に向けて大丈夫なのかと心配になるほどでした。皆さん悩みながら、顧客、ひいては社会の幸せを考えている、志しの高い方たちだなと改めて感じられました」

 

「目からウロコのセッションでした。うちの会社の経営層に聞かせたいと思いました」

 

「『We’re Hiring!』コーナー含め、カジュアルに意見交換できる雰囲気や、偶発的な会話ができる仕掛けづくりが素敵でした」

 

「興味のあるセッションの時間が被ってしまい、すべてに出られず残念でしたが、後から録画をみれるがありがたい。しっかり復習したい」

 

以下、サーベイ結果から、参加者の満足度がとても高かった3つをご紹介します。

 

1)ダン・スタインマン氏:SaaSを超えて世界現象となったカスタマーサクセスの未来

 

ダンさんのセッションは、全員が参加できるクロージングセッションだったこともあり、全セッション中で最も多くの方が聴講されました。

 

サーベイに協力くださった方の約半数が「参加した」と回答され、更にその約6割が「同僚や友人に強く勧めたいトップ3セッション」に挙げられました。

 

 

次のようなコメントが寄せられています。

 

「ダン・スタインマンさんのセッションは、カスタマ―サクセス初心者の私でも理解できる内容でした。それだけでなく、今後世界がどう顧客との関係をつくり向きあっていくのかを考えさせる、問いを投げかけるセッションとなっており、幅広い対象者に参考となるとても良い内容だったと思います」

 

2)ジェフリー・ムーア氏:『キャズム』著者が説く、トランスフォーメーションの鍵

 

ジェフリーさんのセッションは、VIPフロアの基調講演で、日本企業の経営者を中心に数多くの方が参加され、皆さんとても熱心にメモをとられていました。

 

サーベイに協力くださった方で「参加した」と回答された方の実に約7割が「同僚や友人に強く勧めたいトップ3セッション」に挙げられました。

 

 

次のようなコメントが寄せられています。

 

「ジェフリームーアさんの講演は言わずもがな、大変良かったです。理論と実践の双方を経験されている方に明快に説明いただき、今まで自分が思考していたものが正しかったと、確信できました」

 

3)山田ひさのり氏:Success Dojo カスタマーサクセスの「てにをは」を集中して学ぶ!

 

ワークショップ形式で開催した山田さんのSuccess Dojoは、会場キャパシティの関係から事前登録制でしたが、約140名もの方が 2時間集中して受講されました。ほぼ全員がカスタマ―サクセス実務者、かつ初心者向けで、皆さん非常に真剣に学ばれていました。

 

サーベイに協力くださった方で「参加した」と回答された方のなんと約8割が「同僚や友人に強く勧めたいトップ3セッション」に挙げられる、非常に満足度の高いものでした。

 

 

次のようなコメントが寄せられています。

 

「Success Dojoでは、即実行できる整理された知識を伝授していただき、その場で即実践してみて、他の人のアウトプットを聞くこともできたので、大変参考になりました!」

 

「今までカスタマーサクセス同志の横の繋がりがなかったので、様ざまな会社のサクセスの方と交流ができたことがとてもよかったです」

 

 

以上、全37+1件のうちの、ほんの3つほどご紹介しました。

 

コンテンツに徹底こだわった主催者として、こうした満足度の高いセッションを実現でき本当に嬉しく思います。

 

ただ、ここで見逃してはならないのは、質の高いコンテンツ「だけ」ではこうはならなかっただろうという点です。重要なのは、英知を惜しげなく披露下さった登壇者のご尽力と、それを貪欲に吸収しようと積極的に聴講された方の意欲とが見事に共鳴した点だと思います。

 

Success4が大盛況のうちに幕を閉じられたのは、カスタマ―サクセスへの課題意識をもった方が、あれだけ大勢、恐らく初めて一堂に会したあの場で、濃い内容への共鳴の輪が広がり、結果として場の熱量が上がったからだと思っています。改めて、登壇者および参加者の方がたに、心から感謝の気持ちで一杯です。

 

 

③「これからも続いてほしい、大きなムーブメントになってほしい・・・ワクワクする!」

 

ほぼ全てのセッションが終了した閉会講演の直前に、主催者(弘子ラザヴィ)より「来年もSuccess4へ参加したいぞ!という方」へ挙手をお願いしたところ、6~7割の方が元気よく手をあげてくださいました。

 

また、直後のサーベイに協力くださった方の 6割超が、「Success4へまた参加したいですか?」に対し「10」ないし「9」と回答くださいました。

 

会場で実施したインタビューでは、以下のようなコメントを寄せていただきました。

 

「参加者が少しずつアウトプットしていくと、たぶん来年はこの会場で収まらないだろうし、セッション数ももっと多くなる。来年、どこで・どれくらいでやるんだろう、というのが今からとても楽しみです」

 

「来年は、ビジネスケースの成功事例がどんどん出てきたり、今回参加された企業が今年以降どのような取り組みをし、更なる進化をどのように遂げたのかを共有化したりする場となっていくことが、今からとても楽しみです」

 

「学ぶだけでなく実践することが大事、と肝に銘じ、来年は胸を張って参加できるようにしたいです!」

 

実は正直に告白すると、Success4を今回限りにするか、それとも続けるかどうかは参加者の皆さんの声に委ねよう、と当初から決めていました。

 

そして皆さんの声を伺った今、Success4を続けることに決めました。有難うございます。

 

ただ、開会宣言でお伝えしましたが(冒頭の動画を視聴ください)、Success4は年に1度、2日間「だけ」のものではありません。まして、自社プロダクトのマーケティングを目的としたベンダーカンファレンスでもありません。

 

Success4は、日本で真剣にカスタマ―サクセスを追求している人たちが学び、仲間をつくり、勇気を得ることができるコミュニティ、「いつでも帰れる家(ホーム)」になってほしいと願っています。しかし、そうなるかどうかは主催者が決めることではなく、主役である参加者の皆さんの意思次第だと思っています。

 

Success4の主体者である皆さん一人ひとりの意見・要望が、Success4の将来を左右します。少しでも多くの人の役に立つものにしたく、積極的なご意見・要望をお待ち申し上げます!

*ご意見・要望は「問合せフォーム」よりお気軽にお願いします

*最新情報をお届けします。SuccessJapanトップ頁より「Subscribe」をクリックしメールアドレスを登録(無料)ください

 

 

最後に

 

これまで寄せられた嬉しいコメントのほんの抜粋を以下に紹介します。すべて紹介できないのが残念ですが、各人各様で興味深く、主催者にも大きな気付きがあって凄く感謝しています。

 

「海外含め、数多くのカンファレンスに参加してきましたが、ダントツに良かったです。真剣に学びたい人が集まるカンファレンス、Success4は、いわゆる自社イベントとは全く異なるものでした。こんなに価値あるものだと事前に分からなかったので、同僚や部下を誘えなかったのが残念です」

 

「この会議が開催されたこと自体が何より良かったです!『カスタマーサクセスの』という切り口でカンファレンスが開かれ、人が集まる、ということが自体が新しく、素晴らしいです」

 

「これほど大勢の方がカスタマ―サクセスに興味を持って、必死になって実践している、ということが分かったこと自体が最大の収穫でした」

 

「カスタマ―サクセスというテーマでこれだけの人が集まるということは、正直、単純に驚きました。自身10年近くこの職種に就いている者として、やっていることが業界的に知名度が上がっていくことは嬉しいですし、もっと知名度が上がっていけばいいなと思います」

 

「数字に追われて忘れかけてたカスタマーサクセスの本質(顧客の声を聞き、顧客の成功を考え続ける)に立ち返ることができました。再スタートします!」

 

「カスタマ―サクセスは、サブスクリプションモデルが増える中、モノではなくコトでビジネスをつくっていくという、凄くまっとうなことを、まっとうにやるビジネスを正としていく、ということなので、この動きは引き続きこのような形で盛り上がっていくといいなと思います」

 

「カスタマーサクセスの大きなカンファレンスが日本で開催されたことに本当に感謝です!これまで、特定の業界内での部分的な盛り上がりだったものが、日本企業のメインストリーム、ビジネスサイド全般の課題として認知される一つのきっかけになることを期待します」

 

「本やwebだけで得られない、カスタマーサクセスの先進企業の取り組みを聞くことができ、非常に実りある機会でした」

 

 

[開催概要]

 

日時: 2019年 12月 3日(火)、4日(水)

場所: ベルサール渋谷ファースト

サイト: https://success-lab.jp/success4/

協賛社: 16社

登録者: 811人

来場者: 750人 (来場率 92%)

登壇者: 56人

セッション: 38件

(以上)

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